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車検の種類


1995年7月に道路運送車両法の一部が改正されました。俗にいう「新車両法」です。
それまでの車検は、実質的にはディーラーか民間車検場に任せるしか選択肢はありませんでした。 ユーザー車検も不可能ではありませんでしたが、非常に稀なケースだったようです。


しかし、新車両法の導入による規制緩和でユーザー車検が身近になるなど、車検の際の選択肢が増えてきました。 またこのことによって、以前の過剰整備など不透明部分が少なくなかった整備業界も変革を余儀なくされ、整備代金の値下げや 明瞭な料金体系の掲示など、自動車ユーザーにとっては喜ばしい方向へと進んできています。


ここでは、増えてきた選択肢の主なものについて説明していきます。



ディーラー車検

ディーラーとは自動車メーカーが主体となって主に新車の販売や整備などのサービスを行う業者で、ここで行うディーラー車検が一般的な車検と言えます。
ディーラーは当然のことながら自社製品に対しては圧倒的な知識・情報量、技術力を持っており、また大規模な設備も備えています。 また、最近は故障箇所原因をコンピュータ診断で探ったりするなど、ディーラーでしか持ち合わせてない設備等もあり、圧倒的な信頼性を誇っています。


ただし、金額は他の車検に比べ割高になっています。ユーザー車検が盛んになってきたこともあり、かなり改善されてきてはいますが、安心度と価格が比例しているということでしょうか。


車検には数日を要することが多いですが、その間代車を手配してくれることが多いようなので心配いらないでしょう。



民間車検(整備工場)

自動車が故障したときや定期点検などで、ディーラー以外で利用するのが整備工場です。街中で○○モータースといった看板をよく見かけると思います。

車検を受ける事のできる整備工場には、「指定整備工場」と「認証整備工場」の二つがあります。「指定整備工場」と「認証整備工場」の違いは 設備として車検ラインを持っているかどうかです。「指定整備工場」は車検ラインを持っているため、運輸支局で書類審査だけで済みますが、「認証整備工場」 は車検ラインを持っていないため、車を運輸支局に持ち込んで検査を受けなければなりません。


特徴としては、料金が安いことと色んなメーカーの車を取り扱えることが挙げられます。ディーラーほどの専門知識や技術は期待できませんが、外車を含め 様々なメーカーの車に対応しています。

ただし、整備工場の規模や設備、技術レベルなどはさまざまで、バラツキが大きいようです。民間車検を検討している方は慎重に整備工場を見極める必要があるかもしれません。



車検専門業者

車検を主体としている専門業者で、上記の整備工場が大手グループのフランチャイズ店として営業しているケースが多いようです。
比較的大きな整備工場が多い為、技術力もあり、また車検の徹底的な合理化、時間の短縮、低価格化、人材教育などのシステム化により、 信頼性などのバラツキも少ないように思います。


料金の安さに加え、持込み持ち帰りが基本となりますがその日で車検を済ませることもでき、また土日に車検を受けれるなど、自動車ユーザーに 有り難いシステムも導入されています。



ガソリンスタンド車検

規制緩和によってガソリンスタンドも積極的に取り組んでいます。
ガソリンスタンド自体が整備工場を持っていることは少なく、提携先の整備工場に持ち込んだり、車検専門業者の受付窓口として機能していることが多いようです。

料金も安めで、通常よく寄る場所なので非常に手軽に申し込むことができます。24時間営業店の場合、受付だけなら24時間可能です。
ただし、直接整備工場等に持ち込むわけでないので、その工場の信頼度、安心感に不安があるのは否めません。事前によく調べておく必要があるかもしれません。



ユーザー車検

自動車ユーザーが自分で車を整備し、自分で車を運輸支局に持ち込んで、車検ラインで検査を受けて車検をとる方法です。

使用者責任の観点のもと徐々に普及しつつありますが、一番の特徴は料金の安さです。自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料・書類代 といった法定費用だけで済みますので格安で車検を行うことができます。

ただし、ある程度の車に関する知識と平日に休みが取れる方でないと厳しいかもしれません。
1回目の車検など比較的コンディションのいい車の場合は、部品交換なども少ないですしチャレンジしてみてもいいかもしれません。 とにかく安さが魅力ですから。



ユーザー車検代行業者

ユーザー車検を行いたいが時間がなくて行けない、あるいは手続きが面倒といった人に代わってユーザー車検を行ってくれます。 専門知識のある業者が点検整備や書類手続きなどを代行します。


この車検代行は、あくまでも自動車ユーザーに代わって車検の取得を代行するだけに過ぎません。車検に合格させる事だけを目的としていますので、 その後のトラブルに関しては何の保証もないことを注意する必要があります。




以上、主な車検を受ける方法を挙げてみました。どの方法を取るかはユーザーの要望によると思います。
簡単にまとめるなら・・


・料金は多少高くても、とにかく安心・信頼で車検を受けたい方 ・・・ ディーラー車検

・ある程度自動車のことがわかって、とにかく安く済ませたい方 ・・・ ユーザー車検

・そんなに車のことは詳しくはないが、車検を安く済ませたい方 ・・・ 車検専門業者


私個人的には、ユーザー車検も受けたことがありますが、現在は古い車に乗っているので専ら車検専門業者にお願いしています。
料金も安いですし、土・日曜日でも受けられ、整備も含め2時間もかからないため重宝しています。 ⇒ ホリデー車検


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