70歳以上の高齢運転者が免許の更新を受けようとするときは、有効期間満了日の前、3ヶ月以内に「高齢者講習」を受けなければなりません。
この講習は、高齢者に運転適性指導を通じて加齢に伴い生ずる身体の機能の低下を自覚して安全運転を続けてもらうことを目的とし、講習を受けないと免許の更新ができません。
受講の対象者
高齢者講習の対象者は次の方です。
・運転免許の有効期間の満了日における年齢が70歳以上の人
・運転免許を失効させ、免許申請書を提出する日における年齢が70歳以上の人
講習の申込
「高齢者講習のお知らせ」(ハガキ)が誕生日の70日前に免許証記載の住所地に送られてきます。
高齢者講習は指定自動車学校で行われますが、このお知らせのハガキに指定自動車学校が記載されていますのですみやかに予約を入れるようにしましょう。
講習の受講期間
運転免許の有効期間満了日の3ヶ月前から有効期間が満了する日までの間に講習を受けなければなりません。
受講に必要なもの
◆運転免許証
◆高齢者講習のお知らせ(ハガキ)
◆印鑑 (認印可)
◆筆記用具
◆講習料金
高齢者講習の内容
講習時間 | 講習料金 | 講習の内容 |
3時間 (小特免許のみの方は2時間) |
6,150円 (小特免許のみの方は3千円) |
・交通安全についての座学(1時間) ・運転適性診断及び実車指導(2時間) |
高齢者講習を終了した方には、「高齢者講習終了証明書」が渡されます。 免許証を更新するときに必要な書類なので大切に保管しておきましょう。 |
高齢者講習の免除
70歳以上でも身体機能に自信がある人は、自動車教習所が実施している「チャレンジ講習」を任意で受ける事ができます。
このチャレンジ講習のテストに合格して、「特定任意高齢者講習(簡易)」という簡単な講習を受講すると、高齢者講習は免除され運転免許更新のための高齢者講習終了証明書が交付されます。
<高齢者講習の流れ> |
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チャレンジ講習 自動車でコース内を運転し 一定の基準で合格 時間 約30分 料金 2,750円 |
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合格すると |
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高齢者講習 時間 3時間 料金 6,150円 |
特定任意高齢者講習(簡易) 座学と適性診断による講習 時間 約1時間 料金 1,400円 |
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高齢者講習免除 |
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申 請 日 | ||||
有効期間満了日 |
※チャレンジ講習に合格し、特定任意高齢者講習(簡易)を受講して高齢者講習を免除された場合、費用的には高齢者講習を受講するより2,000円安く済みます。
しかし、チャレンジ講習で不合格の場合は、再びチャレンジ講習を受けるか、高齢者講習を受ける事になり、結局は高くなってしまうので注意が必要です。
身体機能に自信がある高齢者で、費用を安くしたいという方は、チャレンジ講習に挑戦してみるのもいいかもしれません。
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