ETCカードは有料道路の通行料金を支払うためのカードで、車載器に差し込んで初めてETCシステムを利用する事ができます。
このETCカードはクレジットカードと同等サイズのプラスチックカードで、ICチップと車載器との接続のための端子が埋め込まれています。 車載器は料金所を通過する際にアンテナと交信して、料金等必要な情報をICチップに読み書きする仕組みになっています。
ETCカードには次の3種類があります。
ETCクレジットカード
◆ 文字通りクレジット会社が発行するETCカードで、当初はこのETCクレジットカードしか利用できませんでした。
◆ 申し込みは、既にETCカードの発行に対応するクレジットカードを所持する場合を除いて、新たにクレジットカードと同時に新規に申し込む場合は、審査が必要となります。
◆ ETCマイレージサービスが利用できます。
【2つのタイプのカード】
ETC専用カード
主契約のクレジットカードとは別に発行された専用のカードで、有料道路の通行料金精算のためだけに使われます。
一体型ETCカード
一般のクレジットカード機能がセットになったETCカードで、有料道路だけでなくショッピング施設でも利用できます。
ただしカードが盗難に遭った場合の危険性や再発行までの不便さに注意する必要があります。
ETCパーソナルカード
◆ NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・首都高速・阪神高速・本四高速の各高速道路会社が共同で発行するETCカードで、クレジットカードを持っていない人でも有料道路のETC走行が可能になるカードです。
◆ ETCクレジットカードとの違いは、通常クレジットカードの発行に必要な「審査」の代わりに「デポジット」(預託金)を預託することでカードが発行され、利用した通行料金は郵便局または銀行等の口座から1ヶ月単位で引落しとなります。
◆ ETCマイレージサービスが利用できます。
【デポジット額について】
有料道路の月平均利用額(見込み)を5,000円単位で切り上げた額(10,000円未満の場合は10,000円)の4倍の額、または年間の最高利用月額(見込み)を20,000円単位で切り上げた額のいずれか高い額をデポジット額として預託する必要があります。
【利用申込の流れ】
① 利用申込書の提出
有料道路のSA等のインフォメーションで入手した申込書に必要事項を記入して、ETCカード事務局宛に郵送します。
② 利用申込書の提出
ETCカード事務局が申込書の内容を確認後、申込者にデポジット金額を通知します。申込者は通知されたデポジット額を郵便局取扱窓口もしくはコンビニエンスストアで振り込みます。
③ カードが到着
ETCカード事務局でデポジットの入金確認がとれた後、ETCパーソナルカードが郵送されてきます。
【利用上の注意】
次のような場合は利用が停止されることがあります。
・利用額の実績が申込時の申告より多いとデポジットの増額を要求されることがありますが、それを拒否した場合。
・支払いの済んでいない利用金額の合計がデポジットの80%を超えた場合。
・利用金額の支払いがない場合。
※ デポジットは保証金なので、通行料金の支払いには利用できません。
※ 解約の場合には、未払金の支払いの後に返金されます。
※ 運営費用への充当のため、年会費として1.200円が必要です。
◆ 東/中/西日本高速道路株式会社が大口・多頻度割引の利用者に発行するETCカードです。
◆ 申込等は基本的にETCパーソナルカードに準じているが、法人だけでなく個人でも利用が可能です。
◆ 1台の車両に対して1枚のカードが発行され、カードに表示された車両で利用しなければなりません。
◆ 事業者によってはETCコーポレートカード専用の割引制度があります。
◆ ETCマイレージサービスは利用できません。
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